エンジニアリング2026-06-048 мин. четене
スキャンの解剖学:エンジンが実際に行うこと
スキャンはcurlリクエストではありません。URLのキュー投入から検証済みの判定生成まで、各段階を解説し、アラートを支える仕組みを明らかにします。
すべてのスキャンは優先度キュー内のジョブとして始まります。間隔の短い有料プランほど優先度が高くなりますが、すべてのジョブが同じパイプラインを通るため、プラン間で結果を比較できます。
第一段階は取得です。ヘッダーのみの取得ではなく、実際のChromiumインスタンスがJavaScript有効でページを読み込みます。service workerの登録、フェッチの起点、動的import呼び出しをフックし、実行時に読み込まれるものが記録から漏れないようにします。
第二段階は解析です。観測したスクリプトツリーをベースラインと差分比較し、新規または改変されたリソースをスコアリングし、振る舞いヒューリスティクスで漏洩パターンを検出します。新規登録ドメインへのPOST、決済フィールド上のキー入力リスナー、実行時に復号される難読化ペイロードなどです。
第三段階は検証です。受信トレイに届く前に、疑わしい検出はクリーンなセッションで再実行され、不安定さを排除します。安定して再現された結果のみが判定となります。だからこそ当社のアラートは対応する価値があるのです。